迷惑行為通報記録(長崎ケーブルメディア編)

私が個人で運営しているウェブサービス「月下人狼」では、たびたび迷惑行為(特にロビー等における迷惑な書き込み)を行うユーザーが存在します。

そのようなユーザーのうち悪質なものはプロバイダに通報して対処をお願いしています。この記事は通報の結果をプロバイダごとに記事にまとめた「迷惑行為通報記録」の第1弾です。


総合評価: ★★☆☆☆ 2/5

通報日: 2017/09/15

対処結果: 不明

今回の迷惑行為ユーザーが契約していた「長崎ケーブルメディア」はケーブルテレビ事業の一環としてインターネット接続サービスを行っている事業者であり、プロバイダではないかもしれません。ただ、迷惑行為を行ったユーザーのIPアドレスからプロバイダが判明しなかったのでネットワーク事業者である長崎ケーブルメディアに問い合わせました。

この事業者は社名からも分かる通り比較的ローカルなインターネットサービスであり、迷惑行為への対応プロセス等は充実していないように思えます。実際、ウェブサイトを調べても迷惑行為通報窓口はありませんでした。

ウェブサイト上にある「問い合わせ」の案内は、顧客しか相手にする気がないように思えます。問い合わせ窓口は2つあり、ひとつは問い合わせフォーム、もう1つは電話です。問い合わせフォームは問い合わせの種類が顧客向けのもの及び「その他」しか選択することができず、また300文字の文字数制限があるので迷惑行為の通報は不可能でした。仕方がないので電話をしましたが、こちらも顧客向けの対応が主であるらしく、最初に電話に出た方に用件を理解してもらうには懇切丁寧に事情を説明する必要がありました。

結局、事情が分かる方に電話を掛けなおしてもらうことになり、1時間くらい後に電話が来てメールで詳細を送るように指示されました。案内されたメールアドレスはウェブサイト上に別の文脈で小さく一度だけ登場しているもので、いきなりそこにメールを送っても適切な対処をしてもらえるのかどうかは不明です。

この方の登場以降は丁寧に対応していただくことができ、メールを送るとその日のうちに折り返しの連絡をもらいました。内容は「当該ユーザーは長崎ケーブルメディアの回線を利用しているが別のプロバイダと契約しているので、当該プロバイダに対処を依頼した」というものです。

結局何らかの対処が行われたのか不明である(これは珍しいことではないですが)点と、迷惑行為通報に関する業務フローができていないと思われる点、しかし最終的には(結果が不明とはいえ)丁寧な対応してもらうことができた点を考慮して総合評価は星2つとなりました。

なお、通報にあたって長崎ケーブルメディアのインターネットサービス利用規約等に目を通しましたが、ウェブサービスに対する迷惑行為を明確に禁止するような文言は見当たりませんでした(禁止行為の一覧のうち「その他」的な位置づけで公序良俗に反する内容について言及があったのでそれに触れる可能性はありますが)。